おいしいなしができるまで
神戸観光なし園では、幸水・豊水の2品種の味覚狩りを楽しむことができます。
梨の管理は4月、5月がとても忙しく、ひとつも手の抜くことのできない作業ばかりです。そんな苦労を経て、甘くておいしい梨ができあがります。それでは、梨がきるまでを見てみましょう。
1. 剪定・整枝
12月から1月頃、日当たりを良くし大きな梨の実がつくよう、余分な枝(上面から発生した直立した強い枝など)を切り、樹を整えます。枝は果樹棚などに結び付けてしっかり固定します(これを誘引作業といいます)。
2. 摘蕾
3月下旬ごろ、元気な蕾を残して摘み取ります。摘蕾は大きな梨の実をつくるために必ず必要な作業です。
3. 受粉
4月の中ごろに人工受粉をします。大きくて美しい実を作るためには、確実で丁寧な受粉が必要です。
4. 摘果
5月から生育にあわせて何回かに分けて行います。大きく形がきれいで傷がなく、全体的に大きさのそろったものを残して摘果します。この作業によって、大きくきれいな実を作ることができます
5. 袋かけ
病気や虫から梨の実を守り、傷がつかないようにするために一つ一つ袋をかけていきます。
6. 収穫

梨は成熟するにつれて、緑色でなくなり、糖分が増えていきます。8月から9月頃にかけておいしい梨を収穫することができます。
梨は利尿作用や便秘解消の効果もあります。ただ、おいしいからといって食べ過ぎに注意しましょう。